本日ご紹介する映画は、兄弟愛を描いたヒューマンドラマ。
ここまでくると恋愛みたいに見えてしまう・・・
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トム・フェルトン主演、『ムーンライト』のスタッフが手掛けたドラマ。
＊上映時間 ：：： 91分
＊監督 ・・・ トローヤン・ベリサリオ
キャスト
・マット ・・・トム・フェルトン
双子の兄。学校でも人気者でオリヴィアを常に気遣ってあげる優しい性格。
・オリヴィア ・・・トローヤン・ベリサリオ
双子の妹。成績優秀で消極的なタイプ。
・ジュリアン ・・・ ベン・ウィンチェル
オリヴィアとマットの幼馴染。オリヴィアとは恋仲。
・トム ・・・ ジェームズ・レマー
マットとオリヴィアの父。会社経営者。
・サマンサ ・・・ ポーラ・マルコムソン
マットとオリヴィアの母。
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＜あらすじ＞
双子の兄妹であるオリヴィアとマットは、互いにかけがえのない存在で、それぞれが特別な感情を秘めていた。18才の夏、オリヴィアは同級生のジュリアンと結ばれようとしていたが、マットが邪魔に入る。帰りの車中、激しい口論になった二人は運転を誤って事故に遭い、マットだけが帰らぬ人に。悲しみに暮れるオリヴィアだったが、ある日の夢を境に死んだはずのマットが目の前に現れる。
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見方によっては兄弟愛を超えたお話に感じます。
鑑賞した方それぞれの見方があるので家族を超えた愛に感じるか？兄弟愛に感じるか？
私の解釈は以下のとおりですが、ネタバレ含んでしまうので、これから鑑賞予定の方はご注意ください。
ある日死んだ兄が再び自分の前に現れます。もちろん妹にしか見えません。これにより少々元気を取り戻してくオリヴィアですが、兄マットはオリヴィアを支配していくようになります。成績優秀だった妹の成績が落ち、食欲も減り、気持ちの浮き沈みが激しくなり、精神的に追い詰められ拒食症のような状態になっていきます。
心配した家族や友人により精神科に入院させられてしまいますが、そこで目の前に現れるマットは自分の兄だったマットではない‼ということに気付いてようやっと前に向いて歩み始めていくというストーリー。
父親の存在は非常に薄く描かれておりますが、私はこの父親がポイントではないかと感じました。
父は会社経営者で２人の子供のどちらかに自分の会社を継いでもらいたいと常日頃からいっており、オリヴィアの進路も「イェール大学」と決めていたのも父からだったんですね～。そんな家庭内でも父は絶対的権力を出しており母とオリヴィアはいいなりだったようなもの。兄だけはその状態に気付いていた。だからオリヴィアにも「自由に生きろ‼」と伝えていたんですね～。再び現れた兄はそんな父のような男として現れ亡霊としてオリヴィアを支配していくようになったのでは⁇
彼女が兄の幻想と決別出来たときが、自由な１人の女性として成長した証拠だったのではないかと・・解釈した。
この解釈が正しければ結構奥の深い映画なんだな～。
