「シャイニング」や「2001年宇宙の旅」など数々の名作を残しているスタンリー・キューブリック監督作品のご紹介!!
今回ご紹介する「時計じかけのオレンジ」は目を覆いたくなるようなヴァイオレンスシーンが多く、当時は公開延期やアメリカではR17+になるなど問題作だったようです。
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*見たい映画がここにある*
1962年に発表されたアンソニー・バージェスの同名小説を原作とする1971年公開の映画。
※本作品は「R15+」指定作品です。この番組には一部刺激の強い内容が含まれております。
*上映時間 ・・・ 137分
*日本公開日 ・・・ 1972年4月29日
*監督 ・・・ スタンリー・キューブリック
キャスト
・アレックス ・・・マルコム・マクダウェル
不良グループ“ドルーグ”のリーダー的存在。学校にもいかず夜な夜な街で暴れまわって問題をおこしている15歳の少年。
・ディム・・・ウォーレン・クラーク
不良グループ“ドルーグ”のメンバー。
・ジョージー・・・ ジェームズ・マーカス
不良グループ“ドルーグ”のメンバー。
・ミスター・フランク・・・ パトリック・マギー
ドルーグが家に押し入られた被害者。作家。
・ミセス・アレクサンダー・・・エイドリアン・コリ
フランクの妻で夫の目の前でアレックスに性的暴行をうける。
・ デルトイド・・・オーブリー・モリス
アレックスの担任教師。問題ばかり起こしているアレックスに警告している。
・刑務所の牧師・・・ゴッドフリー・クイグリー
アレックスを親身に助ける牧師。
・女医・・・ マッジ・ライアン
人格を改造する治療法の実験を担当する医師。
・ダッド・・・フィリップ・ストーン
アレックスの父親。気が弱い。
・ママ・・・シェイラ・レイナー
アレックスの母親。常に若作りをしている。
・ジョー・・・クライヴ・フランシス
アレックス服役中にアレックスの部屋で生活している下宿人。
凶悪犯の更生の為人格改造の指示を行う内務大臣。
・ホームレス ・・・ポール・ファレル
ドルーグより暴行をうけたホームレス。アレックスを恨んでいる。
・バーンズ・・・ マイケル・ベイツ
看守の中で一番厳しい看守長。
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<あらすじ>
ロンドンの都市。秩序は乱れ、治安状態は悪化し、性道徳は退廃の極にあった。そして町には夜な夜な少年ギャングの群れが横行していた。15歳のアレックスを首領とする一味は、その夜も街で暴れ廻っていた。暴虐の限りをつくして爽快になったアレックスは大好きなベートーベンの第九交響曲を聴きながら幸福な眠りにつく。そんなある日、アレックスはささいなことから部下の裏切りに遭い警察に売られてしまった。刑務所に収監された彼は、刑期を短くするため、凶悪な犯罪者の人格を改造する治療法を希望するが、それは恐ろしい政府の計画だった。
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後味がかなり悪い映画です。学校へもいかず夜な夜なバーでドラッグ入りミルクを飲み、無計画に気に入らない人間(ホームレス)に暴行し、敵グループと喧嘩し、女性を犯す!!!そして強盗wまるで自分がこの街のキングになったような気分で街を練り歩く。
いきつけのバーのインテリアのほとんど女性の裸体をモチーフにしたものばかり!!バーだけならまだしも、アレックスの部屋やアレックスが強盗にはいる夫人の家などチョイチョイ性にまつわるものが置かれ、ここまでくるとドン引きします。
ドルーグの衣装もなかなか笑えます♪黒い帽子に全身白い服を着て最後にでかめのブリーフみたいなものを股間のまわりに見につけて完成!!!!一応近未来をイメージした作品なのですが~現代が近未来かわかりませんが、現代この衣装身に着けてたら法を犯す前に病院おくりですね♪
スタンリー・キューブリック監督の作品はかなり考えさせられる作品が多い。だからこそ最後までみてしまうなんだかわからない魅力が映画の中につまっているだと思う。
この映画を通じ人間の暴力性と人体実験による機械的な改造人間の恐ろしさを訴えたいのだろうと感じた。結果ひとつの機械が誤作動を起こすことで機械が壊れ機械に中に眠っていた人間が姿を現す・・・結局人間は中身から変わらないと意味がない・・・
これが、悩みに悩んだ個人の解釈でした。