劇作家シェクスピア別人説?!映画「もうひとりのシェイクスピア」
18世紀より劇作家ウィリアム・シェイクスピアは共有ペンネームを用いた作家集団によって書かれたものではないか?という学術的な議論が交わされております。
哲学者フランシス・ベーコンや劇作家クリストファー・マーロウ、第17代オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアーなどが懐疑派より本当の作家候補としてあげられております。
本日ご紹介する映画はそのうちの1人「第17代オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアー」が本当の作家であるという説に基づいた映画になります。
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*見たい映画がここにある*
文学史上の大きな謎である“シェイクスピア別人説”をモチーフに、「インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ監督が描き出す宮廷愛憎劇。
※本作品は「PG12」指定作品です。保護者の配慮が必要です。
*上映時間 ::: 129分
*日本公開日 ・・・ 2012年12月22日
*監督 ・・・ ローランド・エメリッヒ
キャスト
・オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィア (ウィリアム・シェイク-スピア)・・・ リス・エヴァンス
(若い頃 ・・・ ジェイミー・キャンベル・バウアー)
名門貴族。幼い頃に宰相ウィリアム・セシルの自宅で育てられ、そのままウィリアムの指示で一人娘のアンと結婚させられる、演劇や詩に傾倒するあまり家は破産寸前。義父である宰相ウィリアム・セシルとその息子ロバートへの批判を演劇の形で表現する。
・エリザベス1世 ・・・ ヴァネッサ・レッドグレイヴ
(若い頃 ・・・ ジョエリー・リチャードソン)
老齢の女王。演劇や詩を愛する。若い頃にエドワードと愛し合い、密かに息子を生んでいた。
・ベン・ジョンソン ・・・ セバスチャン・アルメスト
劇作家で詩人。エドワードから作品を託されるが自分の作品と大きな差を感じ困惑している。
・ストラットフォードのウィリアム・シェイクスピア ・・・ レイフ・スポール
役者。ベンの友人。ろくに読み書きもできないが、ふとしたはずみで「劇作家シェイクスピア」を名乗ることになる。
・ウィリアム・セシル ・・・ デヴィッド・シューリス
宰相。清教徒の立場から演劇や詩を否定し、時に弾圧、その政治姿勢は国民から嫌われている。若くして両親を亡くしたエドワードの後見人となり、娘アンをエドワードに嫁がせている。エリザベスの王位継承者としてスコットランド王ジェームズを推している。
・ロバート・セシル ・・・ エドワード・ホッグ
ウィリアムの息子で右腕。父の方針を忠実に継承。父親と同じく国民から嫌われている。背骨が曲がっている。
・サウサンプトン伯ヘンリー・リズリー ・・・ ゼイヴィア・サミュエル
エドワードの年の離れた若い友人。実はエドワードとエリザベスの間に生まれた隠し子だがその事実を知らない。
女王の寵臣。女王の隠し子と噂されている。サウサンプトン伯の親友。テューダー朝を終わらせようとしているセシル父子と対立。
エドワードの忠臣。
・クリストファー・マーロウ ・・・ トリスタン・グラヴェル
ベンの作家仲間。「シェイクスピア」の秘密に気付いた後に謎の死を遂げる。
・トマス・デッカー ・・・ ロバート・エムズ
ベンの作家仲間。
・トマス・ナッシュ ・・・ トニー・ウェイ
ベンの作家仲間。
・ヘンリー・コンデル ・・・ マーク・ライランス
グローブ座のシェイクスピア俳優。
・アン・ド・ヴィア ・・・ ヘレン・バクセンデイル
(若い頃 ・・・ エイミー・クウォレック)
エドワードの妻。ウィリアム・セシルの娘でロバートの姉。父と同様に演劇や詩を否定している。
・語り手 ・・・ デレク・ジャコビ
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<あらすじ>
16世紀末。エリザベス一世統治下のロンドンの街では演劇が盛んになり、市民も貴族も芝居に熱狂していた。ある日、オックスフォード伯エドワード・ド・ヴィアが、サウサンプトン伯に連れられ、評判の芝居を見にやってくる。作者はベン・ジョンソン。鮮やかな芝居に感心するエドワードだったが、芝居の途中でエリザベス一世の宰相、ウィリアム・セシル卿(デヴィッド・シューリス)の兵が現れて上演を中止させ、劇場は大混乱となる。セシルは、老いたエリザベスの後継にスコットランド王ジェームスを据えようとしていた。エドワードにとってセシルは義父だが、彼はチューダー朝の王たるべき者が後継であるべきと考えていた。エドワードが庇護するサウサンプトン伯とともに“エリザベスの隠し子”と噂されるエセックス伯も強力なチューダー朝派で、セシルは彼らをエリザベスから遠ざけようしていた。16世紀半ば、若きエリザベスは、オックスフォード家に招かれ、エドワードによって書かれた芝居を見る。それから間もなく父を亡くしたエドワードは、ある密かな理由からセシル卿に引き取られて英才教育を受け、文武に秀でた美しい青年へと成長。やがてエリザベスはエドワードを男性として愛するようになる。女王とエドワードの恋愛に危険を感じたセシルは、エドワードを宮廷から追放。だがエリザベスはエドワードの子を身ごもっていた。エドワードはセシルの娘と結婚を強いられ、以来彼は望みを失い、屋敷の書斎に篭ってばかりいる生活を送るようになった。牢に捕われていたベンを助けたエドワードは彼を自分の屋敷の書斎に招くと、自分が書いた戯曲を君の名で上演して欲しいと申し出る。エドワードが渡した戯曲は「ヘンリー5世」。半信半疑で役者たちに戯曲を渡したベンだったが、ローズ座での上演は大好評。興奮した観客は作者の登場を要求するが、その時、ベンの機を先んじて、芝居に出ていた役者ウィリアム・シェイクスピアが舞台に進み出て自身が作者であると名乗り出る。
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非常に興味深い面白いお話でした。
様々な歴史や芸術には謎はついてまわりその謎について創作作品が様々出てきている。
こちらはその謎に迫るドキュメンタリー映画になりますが、謎を解き明かしてもらうべきなのか?このまま謎のままでいてもらいたいのか?シェイクスピアに関しては美しいままにしていただきたいですね♪
今回も「パトリオット」同様で恋愛もの不要に感じた映画でした。
それ以外の内容は非常に興味深く面白い映画だったので、是非ご興味ある方にはおススメしたい!!映画です。