「戦場からの脱出」に引き続き、ベトナム戦争を舞台に描いたアメリカ兵のお話をご紹介‼
監督・脚本が鬼才スタンリー・キューブリックなので、実話に基づくお話ではないと思いますが、兵士の心理をリアルに再現しているのでは?と思います。
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*見たい映画がここにある*
ベトナム戦争を舞台に、新兵の厳しい訓練と彼らが赴いた戦場での体験を描く。
*上映時間 ::: 116分
*日本公開日 ・・・ 1988年3月19日
*監督 ・・・ スタンリー・キューブリック
キャスト
・ジェイムズ・T・デイヴィス(ジョーカー)・・・ マシュー・モディーン
海兵隊新兵訓練基地に訓練を受けにやってきた新人海兵隊員。皮肉屋で、鬼教官ハートマンに対しても皮肉をいうその言動から「ジョーカー」と名がつく。訓練後は米軍の準機関紙の報道員となる。
・レナード・ローレンス・・・ヴィンセント・ドノフリオ
海兵隊新兵訓練基地に訓練を受けにやってきた新人海兵隊員。他の隊員と比べふくよかなでヘラヘラ笑っているところから「ほほえみデブ」と名がつく。落ちこぼれで、教官のいじめの対象になっていく。
アメリカ海兵隊の鬼の訓練教官(一等軍曹)、殴る蹴るの体罰は日常茶飯事で、訓練生に大きなストレスを与えるような挑発的な言動を繰り返す。
・エヴァンス(カウボーイ) ・・・ アーリス・ハワード
海兵隊新兵訓練基地に訓練を受けにやってきた新人海兵隊員。ジョーカーとは苦しい時期を共に過ごした経験から気の合う仲になる。テキサス出身から「カウボーイ」の名がつけられる。訓練終了後はH中隊第1小隊所属の下士官になっている。
・アニマルマザー ・・・ アダム・ボールドウィン
カウボーイの分隊に所属するM60機関銃手。
・エイトボール ・・・ ドリアン・ヘアウッド
カウボーイの分隊に所属する黒人兵。
・ラフターマン ・・・ ケビン・メージャー・ハワード
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<あらすじ>
南カロライナ州の合衆国海兵隊新兵訓練基地。ベトナム戦争真っ最中の今日も、8週間の地獄の特訓を受けるために新兵たちが入隊してくる。頭を丸刈りにされ、鬼のような訓練教官ハートマンから厳しい訓示を受けるジョーカー、パイル、カウボーイたち。ただでさえ苛酷な訓練に、ハートマンの容赦ないしごきが加わり、新兵たちは日に日に変貌してゆく。やがて、最前線に送られた彼らが目にするものは⁇
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スタンリー・キューブリック作品にしては比較的短めの映画です。
第一部と第二部に別れ、第一部は鬼教官率いる新人訓練基地での出来事が描かれ、第二部では実践の世界が描かれております。
第一部では、訓練の厳しさを耐え抜かないと、想像以上に過酷な世界を生き延びないんだろうな~。と鬼教官の言動には嫌な思いを感じつつも、どこか理解できるとこもある不思議な気持ちで鑑賞しました。そんな中で精神崩壊していく訓練生の姿がまるで、シャイニングを見ているようなwスタンリー・キューブリックらしさが描かれ画面に釘付け♪
第二部では、やっと実践の世界ですが、主人公ジョーカーは、実践の世界でも訓練時代の皮肉連発で戦場に送られ、訓練と違い想像を絶する世界を目の当たりにする。
キューブリックファンの方は恐らく第一部が盛り上がるかもしれませんね~♪
第二部では、戦争映画らしい描き方をしているのですが、キューブリック独特の描き方をしているので、アメリカ兵の悲惨な現状だけでなく、ベトナム女性を買うアメリカ兵を描いたりとアメリカご都合主義の映画ではない素晴らしいさがこの映画にはある。