運命に逆らうことはできないのか?映画「アウトサイダーズ」

本作品の脚本家である「アラスデア・シドンズ」氏が目にした新聞記事から脚本を手掛け、映画化したのが本日ご紹介する映画。州の7割の犯罪に犯しながらトレーラーハウスで場所を転々としながら暮らす犯罪一家の実話に基づくお話です。

(登場人物名は架空名かと思います)

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マイケル・ファスベンダー主演のクライム・アクション。

※本作品は「R15+」指定作品です。この番組には一部刺激の強い内容が含まれております。

*上映時間  ・・・ 99分

*日本公開日 ・・・ 2018年2月10日

*監督    ・・・ アダム・スミス

キャスト

・チャド・カトラー ・・・ マイケル・ファスベンダー

犯罪を生業として、社会に属さずトレーラーハウスの集落に暮らすカトラーファミリーの権力者であるコルビーの実の息子。まともな教育を受けずに育ち犯罪スキルは上級、また警察をまくほどの優れたドライバーテクニックの持ち主。

・コルビー・カトラー ・・・ ブレンダン・グリーソン

チャドの父親。地元では恐れられた存在で誰も逆らうことが出来ない。人里離れた土地でトレーラーハウスに暮らし息子一家以外にも様々なアウトローの面倒も見ている。

・ゴードン・ベネット ・・・ ショーン・ハリス

カトラー一族の中で暮らしているメンバー。仲間の中でも頭が弱くいつも問題を起こしておりチャドからは嫌がられているがコルビーには可愛がられている。

・ケリー・カトラー ・・・ リンゼイ・マーシャル

チャドの妻。警察に追われ落ち着かない生活と父のいいなりになっているチャドに愛想が尽きている。

・ロヴァッジ巡査 ・・・ ロリー・キニア

チャドに目をつけている地元警察官。

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<あらすじ>

代々、犯罪を生業として、社会に属さずトレーラーハウスの集落に暮らすカトラー・ファミリー。ドライバーとして犯罪に加わってきたチャドは、家業から足を洗い、幼い子供と妻と共に別の場所に移ろうと考えていた。しかし、絶対的な力でコミュニティを支配する父の存在がそれを阻む。ある夜、父の指示でやむなく州総督の邸宅に強盗に入ったチャドは、警察の追跡を受けることに。猛スピードで車を飛ばして何とか振り切ったものの、この事件を境に、血で結ばれていたはずの父と子の絆は、取り返しのつかない方向へと狂い出す。

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 少々わかりづらい内容なのでこの犯罪組織の内容を簡単にご紹介♪

 カトラー一族は、俗にいう「アイリッシュ・トラヴェラー」で意味はアイルランドの漂泊民、アイルランドを去った移動型民族集団のことを指すようです。このアイリッシュ・トラヴェラーがカトラー一族ということになります。

 一族と言っても血のつながりの家族だけではなく一族を率いるコルビー・カトラーを筆頭に自身の実の息子であるチャドの家族、その他様々なアウトローを組織に誘い犯罪を生業として自由気ままに生きてきている。本日の映画はそんな一族の親子の物語であります。

 

 学校なんて何の役にも立たない‼と言って幼少期から学校に通わせてもらえなかったチャドは犯罪以外は何もわからずに成長していった。自分の子供たちには自分と同じ道を歩んでもらいたくない‼という強い思いから組織の権力者である父と決別しようと決めますが、絶対権力者である父には逆らうことが出来ずに苦しむ息子・・・

 

 こんな家庭に生まれた自分の運命から逆らうことはできないのか⁇結局自分の子供たちも同じ道を歩ませてしまうのか?父として息子として一人の成人男性として悩み苦しむ主人公の姿は物語の最大の見どころではないでしょうか?

 

 この一家現在は変わらずに移動型民族として犯罪を犯しながら生活しているのか?それも一つの事件がきっかけに法を犯さない生活を送っているのでしょうか?実話を基にしただけにこの一家のその後が非常に気になる。。。。そんな興味深い映画です。

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