本日ご紹介の映画は黒人奴隷制度が盛んだった1800年代アメリカ南部で奴隷反乱を起こしたナット・ターナーの伝記映画です。
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1831年、バージニア州の黒人奴隷反乱を率いた伝説の人物、ナット・ターナーを描いた実話の映画化。
※本作品は「PG12」指定作品です。保護者の配慮が必要です。
*上映時間 ::: 119分
*日本公開日 ・・・ 2018年8月3日
*監督 ・・・ ネイト・パーカー
キャスト
・ナット・ターナー・・・ ネイト・パーカー
ターナー家の農場で一家で奴隷として働いている青年。幼少期より読み書きができ雇い主の妻に認められ勉学を教わりながら成長していく。
ナットと共に成長したターナー家の長男。成長しターナー家の主となりナットたちの雇い主になる。
・ウォルソール牧師・・・ マーク・ブーン・ジュニア
ナットの説教の力に目をつけ各農場に説教をさせながら利益を得ることをサミュエルに提案した牧師。
ターナー家の農場で働く黒人奴隷。
・ナンシー・ターナー・・・ アーンジャニュー・エリス
ナットの母、ターナー家で働いている。
・チェリー・ターナー・・・ アヤ・ナオミ・キング
ターナー家の農場に新しく買われた少女。ナットが一目惚れする。
ナットの祖母。ターナー家で働いている。
・エリザベス・ターナー・・・ ペネロープ・アン・ミラー
サミュエルの母でナットに聖書を教え学ばせた女性。ナットたちの良き理解者なのだが、娘たちと共にターナー家を去ってしまう。
・レイモンド・コッブ・・・ ジャッキー・アール・ヘイリー
黒人たちと執拗に迫害している白人至上主義の老人。
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<あらすじ>
バージニア州のターナー家の農場で奴隷として生活するナットは、若い頃に文字の読み書きを習得。大人へと成長した彼は聖書に精通し、ターナー家の奴隷のために説教をするようになるが、そこには彼の想像をはるかに超える過酷な生活を送っている仲間たちの姿を目の当たりにし心を痛めるが、同じころ妻のチェリーが黒人たちを執拗に迫害し続けている白人至上主義の軍団に遭遇し襲撃にあってしまう。負傷したチェリーの姿をみたナットは信頼できる仲間たちを集め非情な白人たちへ反乱を起こすことを計画し始める。
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この時代の人種差別映画は目を背けてはいけないのはわかっているのですが、戦争映画以上に目をそむけたくなる‼
この時代には人情という言葉は存在しなかったのか?と思うほどすべての白人がサイコパスにみえてしまうw
この映画は説教巡礼と雇い主と共にまわっていくうちに人間としての扱いをされていない仲間たちをみて心が痛んだ1人の男が反乱を起こした姿を主人公演じるネイト・パーカーが脚本・監督したお話です。
家畜のように働かされて一日わずかの食事と睡眠だけで生活してきた黒人たち‼反抗すれば鞭で叩かれ、歯を抜かれるなどの虐待に苦しみ、女性たちは昼間だけではなく夜の性奴隷として使われる日々。これが現実に起きた事と知れば知るほど心が痛む。
驚くべきは、ネタバレになってしまうかもしれませんが、ナット・ターナーの処刑です!彼は反乱後31歳の若さで公開処刑されますが、死後、皮を剥がされ、八つ裂きにされ、肉部分は加工されたとか?また見に来た白人群衆たちが遺体の一部をお土産に持って帰ったとか!
どんな教育をうければこんなサイコパスばかりの地域が誕生するのか謎でしかありませんが、この当時のこの地域にしては当たり前だった出来事だったのでしょうね~。
人種差別映画は何度見ても目を疑いたくなるほど、白人たちの行動が常軌を逸しており怖くなってしまう。
現在でもまだまだ人種差別が根強く残っている現代‼今一度この当時の惨劇を現代を生きる人々の胸に刻む込み、彼らの死が決して無駄にならないように後世に伝えていかなければならない‼と深く痛感させられた映画です。
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