誰にも愛されない‼映画「ジョシュア 悪を呼ぶ少年」

本日ご紹介の映画は、タイトルからしてホラーっぽいのだが、すごく奥が深いサスペンス映画に感じる物語です。

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少年が平和な家庭を崩壊させていくスリラー。

*上映時間  :::   105分

*監督    ・・・   ジョージ・ラトリフ

キャスト

・ブラッド・ケーン・・・サム・ロックウェル

証券会社に勤めるアビーの夫でジョシュアと生まれたばかりのリリーの父親。

・アビー・ケーン・・・ヴェラ・ファーミガ

ブラッドの妻でジョシュアとリリーの母親。

・ジョシュア・ケーン・・・ヤコブ・コーガン

ブラッドとアビーの9歳の息子。物静かな優等生。

・ヘイゼル・ケーン・・・セリア・ウェストン

ブラッドの母親でジョシュアとリリーの祖母。

・ネッド・ダビドフ・・・ダラス・ロバーツ

アビーの弟でジョシュアとリリーの叔父。

・チェスター・ジェンキンス・・・マイケル・マッキーン

ブラッドの同僚。

・ベッツィ・ポルシェク・・・ナンシー・ジャイルズ

児童精神科医

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<あらすじ>

高級マンションに住む一家の9歳の長男・ジョシュアは大人びた言動をする優等生だった。だが両親や祖母が生まれたばかりの娘を溺愛する姿を見るたび、歪んだ思いに捕らわれていく。

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 子供は純粋で素直という概念を覆されそうになる映画でした。

 

 一見幸せそうな一家に起こる不吉な出来事の数々・・・生まれたばかりの妹は夜泣きが酷くなっていき、母は育児ノイローゼにて病院送りになり、育児の手伝いにやってきた祖母は階段から滑り落ち死・・・育児に専念するためにしばらく会社を休むことになった父親は、諸悪の根源である娘の夜泣きの原因が長男ジョシュアの仕業だったことを知りジョシュアを警戒するようになり妻同様に精神的に追いつめられていく。ここまで見ていると原因は息子が全て原因なのでは⁇と思ってしまいますが~後半で事態は一変していくんですね~。

 非常に不思議な感覚に陥る映画です。レビューも様々な意見が飛び交いこの映画がいかに深く面白い映画であるかを感じる事ができます。

 

 

 ※以下ネタバレ含みますのでこれから鑑賞予定の方はどうぞご注意ください‼

 

 父親はジョシュアが諸悪の根源ではないか?と疑うようになっていきながらも我が子ながら信じたい思いもあり妻のようにノイローゼ気味になっていきます。そこでジョシュアを心理カウンセラーに頼み面談してもうとジョシュアが虐待されていた真実が判明していく。(虐待された子供たちが描く絵と全く同じ絵をジョシュアはカウンセラーに書いたことで判明していく)

しかし虐待した記憶が全くない父親、息子にも同じくらいの愛情を注いたつもりだっただけにカウンセラーの診断に納得がいっていない、むしろジョシュアがカウンセラーまでコントロールしているのでは⁇と疑っていしまう。

 

 生まれたばかりの妹を病室の外から静かに見守る冒頭のジョシュアや家族団らんの席でも何故か輪から外れていたり、背中に謎の痣があるなどジョシュア虐待説も信じてしまう。そして彼の才能を理解し、輪から外れているジョシュアの側に一緒にいてくれた母の弟で叔父さんだけにはジョシュアも特別な感情をもっており、恐らく「平等に愛してくれるこんな人が父親だったらいいな~」と少なからず感じていたジョシュア、エンディングで叔父さんに対してジョシュアの言ったセリフ「2人一緒で嬉しいよ!僕と叔父さん・・・最初からこうあるべきだった」とジョシュアの歌った歌詞の一節に「あなたはいつだって僕を認めてくれた。僕のことを誰よりも分かってくれた。いつだって僕を慰めてくれた。僕はただあなたと一緒にいたかっただけ」この告白に何かを悟った叔父と笑顔のジョシュアの姿で物語は幕を閉じます。

 

 愛してくれない両親とではなく愛してくれる叔父と暮らしたかった思いから邪魔者を排除したようにも感じますし、いずれ自分のように虐待される危険を察知して妹を兄として守り抜いたようにも受け止めます。引っ越しの荷物から虐待児童が書く絵が山ほど出てきたり、飛び級を先生から進められるほど頭が良かったり、剥製に興味があり飼っていたハムスターを剥製にした映像も後半登場し余計真実が見えなくなったまま物語は終了しますが、ハッピーエンドで終わらせたいのでしたが、長年の苦しみから解放され自分の一番の理解者である叔父と愛する妹と3人で暮らせるようになってよかったね~♪で終わりますが、バッドエンドなら自分を理解してくれない人には容赦なく追い詰めていく、、、か弱き子供という立場を利用して‼そんな感じにも受け止められる。なんとも奥が深い物語です。(私は純粋にハッピーエンドのほうですね♪)

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