エリート人生を生きた男の心の葛藤‼ドキュメンタリー映画「フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ 元米国防長官の告白」

 第二次世界大戦で統計管理局にて戦略爆弾の統計などの仕事に従事し、東京大空襲などの無差別爆弾にも関与し、除隊後フォード自動車へ入社し戦時中に従事した分析力を生かし一族外の初の社長へ就任するも、1960年の大統領選挙に勝利したジョン・F・ケネディの強い要望により1961年より1968年までアメリカ国防長官として従事し、1968年から1981年まで世界銀行の総裁を務めた、アメリカ屈指のエリート「ロバート・マクナマラ」が栄光と影について語ったドキュメンタリー映画のご紹介‼

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 *見たい映画がここにある*

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ロバート・S・マクナマラが、アメリカの栄光と影について赤裸々に語ったドキュメンタリー。

*上映時間  :::: 107分

*監督    ・・・  エロール・モリス

キャスト

ロバート・S・マクナマラ

20世紀アメリカ屈指のエリートとして、政界、経済界を牛耳った「切れ者」。ハーバード大学院卒、フォード自動車会社社長、ケネディとジョンソン政権下で国防長官、そして世界銀行総裁を務め、アメリカン・ドリームを実現したスーパー・エリート。

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<あらすじ>

 ロバート・マクナマラが2歳の時、第一次世界大戦終結世界恐慌の真っ最中に大学へ進学し、当時最年少でハーバード大学経営学大学院助教授に就任する。やがて結婚して幸せな人生を歩んでいたその時、第二次世界大戦が始まった。経営管理の理論を応用したマクナマラの報告書を元に実行された日本への無差別絨毯爆撃。戦後はフォード自動車会社に入社し、社長まで上り詰める。その頃、史上最年少の大統領ジョン・F・ケネディが誕生。マクナマラは国防長官に就任するが、それは素晴らしくも、悪夢のような日々の始まりだった。

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 当時の映像にロバート・マクナマラ氏の語りがほとんどですが、非常に興味深いお話が多い‼特に第二次世界大戦。一晩で10万人を殺害した東京大空襲の当時の裏話が出てきます。

 さすがにアメリカ国防長官を務めただけあって愛国者精神が伝わる発言が多いですが、第二次世界大戦に至っては「後悔」という言葉を何度も繰り返すほど、彼が長年抱えてきた「」の意識を感じることができた。

 

 国防長官時代には大統領暗殺事件やベトナム戦争を経験し、厳しい状況下の中で国防長官としての任務を遂行していった男が我々に様々な教訓を教えてくれます。

 

 「マクナマラ 元米国防長官の告白」というよりも「マクナマラ 元米国防長官からの教訓」の方がタイトルにはあっているのではないでしょうか?

 

 当時の映像に淡々と語るマクナマラ氏‼恐らく興味ない方は眠くなるかもしれませんが、当時の歴史を知るうえでこの映画は非常に重要かと思う。

 

 結局「アメリカが偉い‼」といいたいだけではないか?と感じる方もいたかもしれません。影響力のある人物だからこそひとつひとつの言葉を選びむやみやたらに発言しない、発言できない‼これがエリート人生を生きた男の本当の告白なのかもしれませんね~