本日ご紹介の映画は、上映時間212時間という長編映画にて今もなお高評価が多い叙事詩的映画です。
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ルー・ウォレス将軍のベスト・セラー小説をカール・タンバークが脚色したスペクタクル・ドラマ。
＊上映時間 ：：： 223分
＊日本公開日 ・・・ 1960年4月1日
＊監督 ・・・ ウィリアム・ワイラー
キャスト
・ジュダ・ベン・ハー・・・チャールトン・ヘストン
ユダヤの有力者だったが、親友からの協力を拒んだことで恨まれ無実の罪で奴隷としてガレー船の漕ぎ手をして働かされている。
・メッサラ・・・スティーヴン・ボイド
ローマ軍司令官。ジュダの幼なじみの親友だったが、友情よりも名誉の為に任務を遂行するような冷酷な男に変わってしまった。
・エスター・・・ハイヤ・ハラリート
ハー家の使用人の娘。父からの希望で結婚する事が決まり、ハー家の使用人を辞める事になっていたがハー家一行が逮捕されたこと結婚を取りやめ家主が帰ってくるまで父と２人でハー家を守っている。
・サイモニデス・・・ サム・ジャッフェ
エスターの父でハー家の使用人。ハー家一行が逮捕されたことを聞き誤解を解くためにメッサラの元を訪れたことでキツイ尋問を受け歩けなくなってしまう。
・クイントゥス・アリウス・・・ ジャック・ホーキンス
ローマ海軍の総司令官。ジュダの反抗的な態度に興味を持っている。
・バルサザール・・・ フィンレイ・カリー
東方の三博士の1人。ナザレのラビを探して旅をしている。
・族長イルデリム・・・ ヒュー・グリフィス
アラブの富豪。自らが育てた馬たちを使って戦車競走に出場しているが優勝した事がなくライバルチームの騎手であるメッサラに勝つために騎手を探している。
・ポンテオ・ピラト・・・フランク・スリング
ローマ軍新しい総督。
・ミリアム・・・ マーサ・スコット
ジュダの母。無実の罪で投獄されてしまう。
・ティルザ・・・ キャシー・オドネル
ジュダの妹。母ミリアムと共に無実の罪で投獄されてしまう。
・皇帝ティベリウス・・・ジョージ・レルフ
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＜あらすじ＞
西暦1世紀の初め、ユダヤはローマ帝国の支配下にあった。ユダヤの都エルサレムにローマ駐屯軍の新将校・メッセラが着任した。彼はこの地の豪族の息子ベン・ハーと幼な友達だったが、今では相いれなかった。ある事件からベン・ハーの一家がローマへの反逆罪に問われ、彼は奴隷としてローマ軍船へ送られた。ローマ艦隊が海賊船団と戦った際、ベン・ハーは司令官アリアスの命を救った。彼はその養子に迎えられたが、ユダヤの地に帰ることに。そこでハー家の財宝を守っていたサイモニデスとその娘エスターにめぐり合う。
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長編映画は素晴らしい作品ばかりが揃っております。
今回の映画も1960年に公開された映画ですが60年以上たった今でも色あせないすばらしさを感じる映画です。
前半は幼馴染の裏切りと不運な事故により裕福な生活から奴隷へと落とされた主人公が行方不明になった母と妹を探すのと幼馴染への復讐を誓い厳しい生活の中第二の人生を掴みとろうとする姿を描いております。
後半は、幼馴染との競技（戦車競走）を舞台にした復讐を兼ねた戦いや死んだと思われていた母や妹の存在を知り再び探し始める主人公、そしてはっきりとその名は映画では出てきませんが、前半でジュダが出会った救世主（イエス・キリスト）にまつわるお話へと変わっていきます。
さすがに212分（3時間42分）という時間だけあって非常に内容が濃いですが、見ていて疲れる内容ではないのでアッという間に終わってしまう‼それほど面白い映画でした！
監督のこだわりもあるかと思いますが、序盤、間奏の音楽が長い、序盤の音楽はこれから映画を楽しむ為に心を盛り上げてくれましたが、間奏の音楽は前半と後半の間に流れており、早く続きが見たい私にとっては苦痛でしかなかった。
過去長編映画も時間の許す限りいくつか拝見しておりますが、映画の中で「休憩」時間があった映画に出会ったのはこの映画が初めてで、おかげさまで休憩をいただきながら鑑賞させていただいた映画でもあります。
時間に余裕があればこの映画は非常におススメです。
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