「世界三大悪妻」ってご存じですか?私はこの映画に出会うまでこんな表現見たことがなかったw
・モーツァルトの妻・コンスタンツェ
・トルストイの妻・ソフィア
それぞれに強烈なエピソードがあるようですが、本日ご紹介の映画は、「アンナ・カレーニア」や「戦争と平和」など数々の名作を世に送り出したロシアの小説家「レフ・トルストイ」と世界三大悪妻の1人である彼の妻「ソフィア・トルストイ」との晩年を描いた伝記映画です。
彼女は本当に悪妻だったのか⁇映画を見る人によって彼女のイメージは大きく変わるかもしれませんね~
*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:***:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:
*見たい映画がここにある*
*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:***:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:
ロシアの文豪レフ・トルストイの晩年を、妻ソフィアとの確執と愛にスポットを当てて描く。
※本作品は「PG12」指定作品です。保護者の配慮が必要です。
*上映時間 ・・・ 112分
*日本公開日 ・・・ 2010年9月11日
*監督 ・・・マイケル・ホフマン
キャスト
ロシアの文豪レフ・トルストイの妻。
・レフ・トルストイ ・・・ クリストファー・プラマー
数々の名作を世に送り出したロシアの文豪。裕福な暮らしに疑問を抱いており、民衆の素朴な生活に感銘をうけ、「非暴力」「道徳的」「シンプルライフ」「隣人愛」などを原則にした「トルストイ運動」の活動をはじめる。
・ワレンチン・ブルガコフ ・・・ ジェームズ・マカヴォイ
トルストイに憧れて彼の秘書として雇われた真面目で誠実な青年。
・ウラジミール・チェルトコフ ・・・ ポール・ジアマッティ
トルストイ教会の幹部でレフの親友。ソフィアからは嫌われている。
・サーシャ・トルストイ ・・・ アンヌ=マリー・ダフ
ソフィアとレフの娘。
・マーシャ ・・・ ケリー・コンドン
トルストイ農園で働く元教師。
*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:***:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:
<あらすじ>
ソフィヤ伯爵夫人は、ロシアの偉大な文豪レフ・トルストイの妻として、50年近く結婚生活を送ってきた。ある日突然、トルストイが新しい宗教の名のもと、爵位や財産、家族も捨て、菜食主義の独身となることを決める。トルストイの弟子で、ソフィヤが忌み嫌うウラジミール・チェルトコフが、夫に新しい遺書への署名を説得したらしいことを知ったソフィヤは憤る。その遺書には、トルストイの作品に関する権利をロシア国民に与えると書かれていた。ソフィヤは自分の財産を守るため、知恵や魅力を総動員して戦う。チェルトコフはその行動がトルストイの輝かしい遺産にダメージを与えると警告するが、その通りになっていく。この関係のなかに、トルストイを崇拝する新しい助手ワレンチン・ブルガコフが入ってくる。世間知らずな彼は、チェルトコフとソフィヤに次々と利用されそうになる。またワレンチンは、トルストイの理想主義の信奉者マーシャに惹きつけられるが、同時に彼女の型破りな考え方に困惑する。あまりに複雑になった環境に嫌気のさした82歳のトルストイは、真夜中に家出を図る。ソフィヤは取り巻きの制止を振り切り、病に伏すトルストイのいるアスターポヴォ駅へ向け、特別列車でロシアを横断する。
*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:***:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:
「アンナ・カレーニナ」執筆中に人生の無意味さを考えるようになったといわれるトルストイですが、民衆の素朴な生活に惹かれたことがきっかけで「トルストイ運動」を発足し、晩年は執筆活動をやめ、思想家として活動していたようですね~。今回の映画がまさにその部分を描いているお話です。
名作の著作権や財産を「ロシア国民に譲渡する」という遺書を家族に相談なしに話を進め、妻ソフィアと大きくもめることになるんですね~。ソフィアは裕福な暮らしを手放したくないわけではなく、子供たちの為に財産は残してほしい‼という考えでそれを50年も共にしている妻に相談なしに進めたことが納得できず、彼の側近で親友でもある「ウラジミール・チェルトコフ 」がトルストイをコントロールしていると思い込んだ彼女はチェルトコフを恨むようになり対立関係になっていきます。
トルストイはついに家出をし旅先で体調を崩し「アスターポヴォ駅」でこの世を去る‼これは彼の伝記で有名なシーンも描かれており、ここがやはり一番の見どころですね~。
肝心なのが、ソフィアは本当に悪妻だったのか?映画では死をさまようトルストイが妻を呼ぶシーンがありましたが、彼の伝記を見ると死の直前に「妻を近づけるな」と遺言したらしいですね、、、
彼女は13人もの子供を産み、育て、そんな子供たちを守るためにもやむおえなかった。と言っておりますが、これは彼女の言葉に納得いく方も多いのではないでしょうか?
映画を通じソフィアはソフィアなりにトルストイを愛し、そんな彼との子供たちも愛し続けた。トルストイもソフィアを愛し、二人の間には家族でしかわからない特別な愛が描かれているように感じた。
悪妻とも呼ばれる彼女ですが、金の為にトルストイを毒殺したわけでもなく、女性が平等にあつかわれる現代において彼女の言動に共感された方も多いと思います。
そんな周囲には理解できない家族だけの愛の形と世界的文豪の最後を是非その目で感じてください♪♪
ちなみに、、、ジェームズ・マカヴォイとこの当時はまだご夫婦だった妻アンヌ=マリー・ダフも出演しておりますよ~♪♪なんか別の意味でほっこりしてしまった。
*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:***:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:.,.:*:
*見たい映画がここにある*