この時代には自由は失われていた・・・映画「セバーグ」

本日ご紹介の映画は、1950年代に活躍されたアメリカ人女優ジーン・セバーグの末路を描いた映画です。

セバーグ/セバーグ 素顔の彼女

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Netflix限定配信!FBIの標的になった女優ジーン・セバーグの素顔を描いたスリラー映画。

※本作品は「R16+」指定作品です。この番組には一部刺激の強い内容が含まれております。

*上映時間  :::   104分

*監督    ・・・  ベネディクト・アンドリューズ

キャスト

ジーン・セバーグ・・・クリステン・スチュワート

公民権運動に共感し、数々の活動組織に寄付しているフランスで活躍しているアメリカ人女優。

・ジャック・ソロモン・・・ジャック・オコンネル

セバーグの監視、盗聴などを行っているFBI捜査官。

・ハキーム・ジャマル・・・アンソニー・マッキー

 アフリカ系アメリカ人の文化的統一を促進する組織US機構の創設者。

・リネット・・・マーガレット・クアリー

ジャックの妻。

・ドロシー・ジャマル・・・ザジー・ビーツ 

ハキームの妻。

・カール・コワルスキー・・・ ヴィンス・ヴォーン

ジャックの同僚でFBI捜査官。

ロマン・ガリー・・・イヴァン・アタル 

セバーグの夫。

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<あらすじ>

 公民権運動に共感し、各種運動組織に寄付を行っていたフランスで活躍しているアメリカ人女優のジーン・セバーグは、アメリカに向かう飛行機の中でUS機構の創設者であるハキーム・ジャマルと出会い、資金援助を行い同時に不倫関係になっていた。セバーグはFBIから危険人物と目され、コインテルプロの適用対象になってしまう。度を超したFBIの監視によって、セバーグの神経は徐々にすり減っていく。

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 数多の映画を見てきて「長すぎ‼」と感じる映画が多い中でこの映画は逆で「短すぎ‼」これではジーン・セバーグ自身の素顔が全く伝わりません‼淡々としすぎです!

 

 2022年9月13日に亡くなったフランス人監督ジャン=リュック・ゴダールの初監督作品である「勝手にしやがれ」に出演していたジーン・セバーグ!彼女はなぜ公民権運動に興味を抱いていたのか?US機構にはなぜ寄付をしていたのか?そのような彼女の心の内には一切触れず、FBIが盗聴・監視を行いプライベート情報をリークし彼女を精神的に苦しめ続けた・・・これがこの物語のメインになってしまいました。

 

 この映画だけ鑑賞すると彼女は単なる自由奔放な性格にしか感じられなかったのが残念!きっと彼女の心には特別な何かがあったはず・・・結局彼女は40歳という若さでこの世を去ってしまうために彼女の心の中は最後まで見ることはできなかったのでしょう。

 

 現代でも監視・盗聴が当たり前になっている現代において、自由とはいったい何なのか?つくづく考えさせられた映画でした。

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