本日ご紹介の映画は、ドイツの画家ゲルハルト・リヒターの半生を描いたヒューマンドラマです。
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ドイツの激動の時代に数奇な運命を生きた若き芸術家の物語現代美術界の巨匠・ゲルハルト・リヒターをモデルに、苦悩と悲しみを希望と喜びに変えた半生を描き、観る者すべてに勇気をくれる感動作。
※本作品は「R15+」指定作品です。この番組には一部刺激の強い内容が含まれております。
＊上映時間 ：：： 189分
*日本公開日 ・・・ 2020年10月2日
＊監督 ・・・ フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
キャスト
・クルト・バーナート・・・トム・シリング
（若年期・・・ カイ・コールズ）
幼いころから芸術に触れ美術の世界で勉強に励んでいる天才芸術家。
・カール・ゼーバント教授・・・ セバスチャン・コッホ
ナチス親衛隊の婦人科医師。
・エリー・ゼーバント・・・ パウラ・ベーア
クルトが美術学校で出会った運命の女性でカールの一人娘。
・エリザベト・マイ・・・ ザスキア・ローゼンダール
クルトの叔母。精神疾患を患い入院生活を余儀なくされる。
・アントニウス・ファン・フェルテン・・・ オリヴァー・マスッチ
クルトの西ドイツでの恩師。
・マルタ・ゼーバント・・・ イナ・ヴァイセ
エリーの母でカールの妻。
・ブルクハルト・クロル・・・ ライナー・ボック
障害者の断種・安楽死を指示した高官。
・ギュンター・プロイサー・・・ハンノ・コフラー
クルトの西ドイツでの学友。
・アドリアン・シンメル・・・ デヴィッド・シュッター
クルトの西ドイツでの学友。
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＜あらすじ＞
ナチ政権下のドイツ。少年クルトは叔母の影響から、芸術に親しむ日々を送っていた。ところが、精神のバランスを崩した叔母は強制入院の果て、安楽死政策によって命を奪われる。終戦後、クルト は東ドイツの美術学校に進学し、そこで出会ったエリーと恋におちる。元ナチ高官の彼女の父親こそが叔母を死へと追い込んだ張本人なのだが、誰もその残酷な運命に気づかぬまま二人は結婚する。やがて、東のアート界に疑問を抱いたクルトは、ベルリンの壁が築かれる直前に、エリーと西ドイツへと逃亡し、創作に没頭する。美術学校の教授から作品を全否定され、もがき苦しみながらも、魂に刻む叔母の言葉「真実はすべて美しい」を信じ続けるクルトだった。
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世の中のすべての見方が変わる映画です。
何気なく見ているものも見方を変えれば美しい！だからこそ、「ひとつのものから目をそらしてはダメ！」クルトの祖母の言葉には本当に重みがあります。
第二次世界大戦のドイツを舞台に終戦後のナチ政権監視下の生きずらいドイツでアートを学び続ける一人の天才芸術家を描いております。
（モデルのゲルハルト・リヒターは映画鑑賞後かなり気分を害したらしので強烈な創作が多く含まれているのでしょうね～）
非常に長い映画ではありますが、一人の青年の半生から様々なことを学ぶことができます。非常に深みがあり素晴らしい映画だと私は思いました。
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